
◆大相撲春場所7日目 〇朝乃山(小手投げ)遠藤●(14日・エディオンアリーナ大阪)
大関取りに挑む関脇・朝乃山が、過去2勝6敗と苦手にしていた小結・遠藤を小手投げで下して6勝目を挙げた。今場所の“昇進ノルマ”は12勝と高いハードルだけに、前半戦で連敗しなかったのは大きい。史上最多44度目の優勝を目指す横綱・白鵬は、結びで幕内・御嶽海との無敗対決を制して単独トップに立った。1敗で朝乃山、御嶽海、碧山ら5人が追う。
朝乃山が大関取りへの“鬼門”をクリアした。過去2勝6敗で3連敗中だった相撲巧者・遠藤との一番。「苦手と思ったら取れない。胸を借りるつもりで思い切りいった」。合口の悪い相手に、力強く踏み込んだ立ち合い。巻き替えられ、もろ差しを許したが、「押し込んでから、体が開いた。体がよく動いている」と、パワフルな小手投げでねじ伏せた。今場所大関取りに必要とされるノルマの12勝へ、折り返しの6勝目を飾った。
連敗しない強さは“大関の証し”だ。平成以降の大関昇進者全26力士中、7日目時点での連敗は、08年九州場所の安馬(後に横綱・日馬富士)が3日目から喫した2連敗だけ。前日に平幕・御嶽海に土をつけられ、大関取りのためには避けたい負のデータを乗り越え、「気持ちの中で連敗したくなかった。考えると体は硬くなるので、考えないようにはしている」と、安どの表情を見せた。
初日、中日、千秋楽に来場予定だった両親は、無観客場所のため毎日午後9~10時にLINEでメッセージが届く。母・佳美さんの激励の言葉は、「ずっと応援してくれた母さんに言われるなら分かる」と素直に受け止める。相撲未経験の父・靖さんからは技術的な助言もあり、「父さんは高校で活躍するようになってから応援に来るようになったので…」と冗談めかして不服そうな態度。だが、それも感謝の裏返し。「父さんみたいにずうずうしく、嫌味みたいに言ってくれるのはいい刺激。期待に応えて、親孝行したい」と、うなずいた。
大阪は、4年前に三段目付け出しで初土俵を踏んだ始まりの地。次は角界入り後、初取組の相手で、敗北を喫した豊山(当時は小柳)と対戦。「今日勝ったことは、あしたの朝には忘れて、勝っても負けても引きずらないように切り替えたい」。憧れの大関取りへ、原点回帰の一番で中日を折り返す。(竹内 夏紀)
報知新聞社
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