Monday, May 31, 2021

AMD、Zen 3採用のデスクトップ向けAPUを発表。従来比50%高速なノート向けGPUも - PC Watch

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デスクトップ向けRyzen 5000シリーズAPU

 AMDは6月1日、開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2021にて基調講演を開催。デスクトップ向けZen 3 APUや、モバイル向けRadeon RX 6000Mシリーズなどを発表した。

Zen 3となったデスクトップ向けAPUなど投入

 CPU製品としては、Zen 3ベースのデスクトップ向けAPUとして「Ryzen 7 5700G」および「Ryzen 5 5600G」を発表。ともに8月5日の発売を予定しており、北米価格はそれぞれ359ドル、259ドル。

 前者は8コア/16スレッド、後者は6コア/12スレッドの製品で、Ryzen 3000シリーズAPUの後継製品となる。加えて、デスクトップ向けRyzen 5000シリーズでは単体で販売を行なっていない「Xなし型番のCPU」に相当する部分を、価格/性能の面からカバーするかたち。

Ryzen 7 5700GとRyzen 5 5600Gの製品を展開
ROGUE COMPANYでは1080p/高設定で平均78fpsを実現
対Core i7-11700のグラフィックス性能は最大2.45倍に

 同社の検証では、4対4の対人型シューティングゲーム「ROGUE COMPANY」を内蔵GPUでプレイした場合、1080p/高設定の場合で平均78fpsを発揮できるとする。また、競合となるCore i7-11700との比較では、クリエイティブ用途で最大1.63倍、ゲーミング用途で最大2.45倍のグラフィックス性能を実現したという。

 主な仕様はRyzen 7 5800の場合、最大クロックが4.6GHz、GPUコア数が8基(2.0GHz)、L3/L2キャッシュが16MB/4MB。Ryzen 5 5600Gの場合、最大クロックが4.4GHz、GPUコア数が7基(1.9GHz)、L3/L2キャッシュが16MB/3MB。TDPはともに65Wとなる。

法人向けとなるRyzen PRO 5000シリーズも投入

 また、法人向けデスクトップAPUとして「Ryzen PRO 5000シリーズ」も投入。小型PC向けのGシリーズ(TDP 65W)および、超小型PC向けのGE シリーズ(TDP 35W)を用意し、それぞれ3製品ずつ展開する。

 ともにコンシューマ向け製品では搭載していないセキュリティや端末管理などに関わる機能を内蔵。ハードウェアベースの保護機能のAMD Shadow StackやMicrosoft Secured-Core PCなどを新たにサポートした。

 さらに、前世代にあたるRyzen PRO 4000シリーズからアーキテクチャが変わったことで、IPCが最大19%向上するなど性能面も改善している。

 Ryzen 3/5/7のそれぞれのグレードで、GおよびGEシリーズを1製品ずつ用意。Ryzen 7 PRO 5750GおよびGEは8コア/16スレッドで最大クロック4.6GHz、Ryzen 5 PRO 5650GおよびGEは6コア/12スレッドで最大クロック3.9GHz、Ryzen 3 PRO 5350GおよびGEは4コア/8スレッドで最大クロック4.2GHzとなる。

強固なセキュリティ機能やAMD PROによる管理機能などを搭載

RDNA2採用で従来比50%高速化したRadeon RX 6000Mシリーズ

Radeon RX 6800M

 さらに、RDNA2アーキテクチャを採用したノートPC向けGPUとして、Radeon RX 6000Mシリーズを発表。上位からRadeon RX 6800M、Radeon RX 6700M、Radeon RX 6600Mを用意する。

 RDNAアーキテクチャのものと比べて最大50%の高速化を実現。電力効率も大幅に向上し、従来比最大43%の改善を達成した。GPUメモリアクセスを高速化するSmart Access Memoryや、CPUとGPUのあいだで熱設計の枠を融通するSmartShiftにも対応している。

 上位のRadeon RX 6800Mでは、最新のAAAタイトルにおいて、競合のGeForce RTX 3070やRTX 3080と同等またはやや高いフレームレートを実現できるとする。また、1440p/最高設定の場合では、多くの人気タイトルで最大120fpsを達成できるほか、電力効率の高さにより、バッテリ駆動時でも高い処理性能を発揮できるという。

 主な仕様はRadeon RX 6800Mの場合、Compute UnitおよびRay Acceleratorが40基、メモリが12GB GDDR6でバス幅が192bit、Infinity Cacheが96MB、ゲームクロックが2,300MHz。

 RX 6700Mの場合、Compute UnitおよびRay Acceleratorが36基、メモリが10GB GDDR6でバス幅が160bit、Infinity Cacheが80MB、ゲームクロックが2,300MHz。

 RX 6600Mの場合、Compute UnitおよびRay Acceleratorが28基、メモリが8GB GDDR6でバス幅が128bit、Infinity Cacheが32MB、ゲームクロックが2,177MHzとなる。

Radeon RX 6700M
Radeon RX 6600M
各社より搭載製品が順次投入される見込み

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「Google Chrome」大好き人間だから伝えたい“推し小技”--2021年上半期版(1) - TechRepublic Japan

ゲームフレンドマッチングサービス!「GameMate | ゲームメイト」をリリース - PR TIMES

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対応ゲームは Apex Legends, Fortnite, Valorant や Dead By Daylight, Fall Guys, Minecraft など人気ゲームを中心に20種類以上。対応ゲームは Apex Legends, Fortnite, Valorant や Dead By Daylight, Fall Guys, Minecraft など人気ゲームを中心に20種類以上。

アラスカ株式会社はGameMateを通じて、ゲーム業界全体の活性化や発展に積極的に貢献していきます。

iOSアプリ: https://apps.apple.com/jp/app/gamemate/id1564384150
GameMate公式サイト: https://gamemate.page
GameMate公式Twitter: https://twitter.com/GameMateApp

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ワクチン特許放棄巡るWTO協議、合意に程遠い=関係筋 - ロイター (Reuters Japan)

[ジュネーブ 31日 ロイター] - 新型コロナウイルスワクチンの供給増に向けた特許権の一時放棄について、世界貿易機関(WTO)で行われている協議が合意に程遠いことが、複数の関係筋の話で分かった。

この問題を巡っては、インドや南アフリカを含む多くの途上国が先週、新たな修正案を提出。米国が特許の一時放棄に支持を表明し、特許権を持つ製薬会社が本拠地を置く欧州連合(EU)やスイスなどに圧力がかかる中、31日に改めて協議が開始された。

協議は昨年10月の提起以降、平行線をたどっているが、11回目となる今回は初めて文書に基づき協議される。ジュネーブに本拠を置く通商当局者は、米国がワクチンの製造・供給増につながる場合いかなる提案も協議すると表明するなど、文書に基づいた協議に「弾みがついた」と述べた。

一方、韓国や英国を含む約10カ国が新提案に疑念を表明。中身を精査する時間が必要とした。

米通商代表部(USTR)のタイ代表はこれまで、ワクチン供給増のみを注視する姿勢を示してきたが、新提案は診断、治療、医療機器なども網羅。関係筋は「この(インドと南アフリカの)提案と、米国の提案との間には大きな隔たりがあり、簡単に埋められるものではない」と述べた。

EUは6月初旬にWTOに代替案を提出する。

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可変式望遠レンズの実力は? 「Xperia 1 III」のカメラであれこれ遊んでみた:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ) - - ITmedia

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Xperia 1 III 細長いスタイルが定着した「Xperia 1」シリーズ。IIIでは望遠カメラ周りに注目

 スマホカメラは進化する過程で「デジタルカメラ」とは別方向に大きくかじを切って成功したけど、そんな中、あえてデジタルカメラとして扱える、本格的な撮影に対応できるものを作ろうというソニーらしいコンセプトで登場したのがXperia 1シリーズなのである。当初はその志に追い付けない感があったけど、目指すところがあるというのは大事で、年々着実に進化しているのだ。

 今回の大きな進化は「トリプルカメラだけど実質クアッド」ってとこと、2つに分かれていたカメラアプリが統合されたこと。この2点を中心に見ていきたい。

 なお、レビューでは発売前の試作機を使用している。

実質クアッドカメラのXperia 1 III

 Xperia 1 IIIは見ての通り、3つのカメラを搭載している。上から順に超広角カメラ(16mm相当)、広角カメラ(24mm相当)、望遠カメラ(70mm/105mm相当)である。

Xperia 1 III トリプルだけど実質クアッド

 この望遠カメラが新しい。これは内部に光学ズーム機構を持っており、70mm相当と105mm相当を切り替えて使うのだ。ソニーでは可変式望遠レンズと言っている。これ、ちょっと分かりづらいのだけど、70mmと105mm相当の2段階のステップズームと思っていい。使う側としては実質クアッドカメラなのだ。

 では超広角から105mm相当の望遠まで順番にそのズームっぷりを見てみたい。超広角は16mm相当でF2.2。イメージセンサーは1/2.6型で1200万画素だ。これは従来と同じ。

Xperia 1 III 16mm相当の超広角カメラ

 続いて、広角カメラ。メインカメラとなるのでちょいと高性能で、レンズは24mm相当でF1.7と明るく、イメージセンサーサイズも1/1.7型とちょっと大きめで1200万画素。いまひとつカラっと晴れてくれなかったのでコントラストは低めだけど、写りはナチュラルでいい感じ。

Xperia 1 III メインカメラとなる広角カメラで撮影。最も階調が豊かで高性能なカメラがこれ

 3番目は望遠カメラの70mm相当の方。広角カメラからは2.9倍となる。イメージセンサーは1/2.9型。超広角カメラのセンサーより少し小さいが、前モデルの望遠カメラよりは少し大きくなり、画質も上がった。F値はF2.3に抑えられている。

Xperia 1 III 70mm相当の望遠カメラで撮影。快晴ならもうちょっとキリッと写ったはず

 最後は105mm相当。70mmの1.5倍であるが、最後のひと伸びって感じでうれしい。F値はF2.8と70mm相当に比べるとちょっと暗くなるけど、スペック的には悪くない。

Xperia 1 III 105mm相当の望遠カメラで撮影。ここまで撮れれば十分

 こうなると24mmと70mmの間がちょっと離れているよね、50mm相当くらいが欲しいよね、となる。ソニー的にはそこは「AI超解像ズーム」(AIを利用して補完する)を使い、クオリティーを上げたという。そこで48mm相当(広角カメラの2.0x)で撮ってみた。

Xperia 1 III デジタルズーム(AI超解像ズーム)で48mm相当にしてみた
Xperia 1 III ディテールは甘くなるけど、不自然さはあまりなくて十分使える。これはよい

 何だかんだいってディテールは少し甘くなるけど、「AI超解像」というだけあってデジタルならではの不自然な感じは軽減されている。良いことである。今後、この手のデジタルズームの技術ってすごく重要になっていくと思う。

望遠カメラを使いこなそう

 気になる望遠カメラは当然、光学式手ブレ補正付きで、Dual PD(つまり像面位相差AF)でAFも速くなった。これは期待できそう。まずは走ってくる電車を連写だ。

 連写はAF/AE追従で秒20コマと超高速。ただしこれは広角カメラのみ。望遠カメラでは秒10コマとなる。ちょっと残念。で、105mm相当で連写したのがこちら。

Xperia 1 III 走ってくる特急列車をリアルタイムトラッキングAFで追い続けて連写

 AF-Cモードで被写体をタップしてリアルタイムトラッキングをかけてやると、きっちり追い続けてくれる。

Xperia 1 III 105mm相当の望遠で連写した中の1枚。少しディテールは甘いがキッチリ撮れている

 さらに被写体ブレを防ぐためにシャッタースピード優先にして1/1000秒で撮影。

Xperia 1 III かけぬけていく電車をきっちり捉えるため、シャッタースピードを上げて撮影

 手前にかぶったワイヤにAFが引っ張られることなく、ちゃんと車体を追い続けてくれた。

Xperia 1 III 手前のワイヤにとらわれることなく、ちゃんと電車のフロントを追い続けてくれた。これはよい

 ただ、ローリングシャッターのゆがみには注意。望遠カメラのセンサーはけっこう出ちゃうのだ(逆に広角カメラでは高速で動く被写体を撮ってもほとんどゆがまない)。さらに、70mm相当の望遠で撮った鶏もどうぞ。

Xperia 1 III 鶏の顔を認識(鳥認識AFは持ってないので、動物と判断したのかも)したの図。おかげでフェンスではなく顔にフォーカスが合っている
Xperia 1 III 70mm相当で鶏の顔を。けっこう近くの被写体でも撮れるので、望遠カメラの使い道は広い。写りもすばらしい

 望遠カメラはけっこう寄れるので花も撮れる。

Xperia 1 III 105mm相当の望遠であじさい。望遠カメラはモノの形がきれいに出るので、こういうときによいのだ

 70mm相当はポートレート撮影にもちょうどよい焦点距離だ。

Xperia 1 III 70mm相当の望遠カメラで撮影。天候はよくなかったけど、色もディテールも悪くない

 センサーが小さい分、高感度時の画質はちょっと不満ではあるが、前モデルの望遠カメラより良くなっており、撮影の幅が広がったって感じ。

2つのカメラアプリが融合して使いやすくなった

 もう1つのトピックはカメラアプリ。Xperia 1 IIは通常のカメラアプリと、アップデートで後から追加されたPhotography Proという2つのアプリがあり、使い分ける必要があった。カメラアプリは他のXperiaと同じ「スマホカメラ」っぽいアプリ。Photography Proは露出を自分でコントロールできる「本職カメラ」っぽいアプリだ。

 ただ、カメラアプリは「動物瞳認識AFが使えない」「超高速連写が使えない」、逆にPhotography Proはスマホカメラならではの「インカメラ・ぼけ・動画」を使えないという欠点があり、使い分けが面倒だった。

 Xperia 1 IIIでは両者が融合。カメラアプリは「Photography Pro」1つになり、そのBASICモードが従来の「カメラアプリ」となった。こんな感じで切り替えて使う。

Xperia 1 III BASICモード。画面はスマホカメラアプリらしく丸いシャッターボタンもある
Xperia 1 III 画面上のダイヤルを回す感じで撮影モードを変える。AUTO以下はPhotography Proのユーザーインタフェースに切り替わる
Xperia 1 III プログラムオート(P)にすると画面デザインがガラリと変わる。常に露出が表示され、右側はシャッターがなく現在の撮影設定が表示されタッチでさっと変えられる

 操作系は変わるが、写りの差はそれほどない。

Xperia 1 III BASICモードで撮影。シーンを認識して自動的に「ソフトスナップ」になり、明暗差が大きいのでHDRがオートでかかった
Xperia 1 III プログラムオートで撮影。階調の調整はDROにしたので背景が少しトんでいるが、その分ナチュラルな写り

 PSMの各モードでは露出補正やホワイトバランスやISO感度のマニュアル設定など細かいコントロールができる。まずはこれらのモードでいろいろ撮ってみたい。一番の特徴は、画面の右側がさまざまな撮影設定で埋まっていてシャッターボタンがないこと。

Xperia 1 III シャッターボタンがないので、このモードの時は側面(というか上面)のシャッターキーを押す。半押しも可能だ
Xperia 1 III 横位置で構えると上面にくるシャッターキー。これで撮影。またこれを長押しするとカメラが立ち上がるので便利

 このモードのときは側面のシャッターを押すのだ。だから両手で構えないと安定しないし、縦位置で撮るときはちょっと不便。その代わり、細かいセッティングをさっと変えられるし、常に現在の設定が見えているので、カメラを知っている人には扱いやすい。

 個人的にはAF-ONボタンがいい。AF-Cモードにしてこれをタップすると、リアルタイムトラッキングAFが働きフォーカスを合わせ続けてくれるのだ。ソニーのミラーレス一眼「αシリーズ」にも「AF-ON」ボタンはついており、私もαを使うときは愛用している。これは犬の瞳にフォーカスを合わせ続けている図。

Xperia 1 III AF-CモードでAF-ONをタップすると、被写体を追い続けてくれるので、動物を撮るときにいい
Xperia 1 III 事情があって保護された子犬。現在里親募集中だそうです。ちょっとディテールが甘いのは、室内のためISO感度が上がったから

 Photography Proのモードではカメラを知っている人ほど使いやすいのが特徴。例えばレンズの切り替えだ。4つの焦点距離が35mm判換算時の数値で表示され、さらにその中間に合わせたいときも、フルサイズセンサーのカメラを使っている人に分かりやすいよう、35mm判換算の焦点距離で表示してくれるのだ。

Xperia 1 III 24mmの広角カメラを50mm相当のデジタルズームにセットした図
Xperia 1 III AI超解像ズームのおかげで多少ならデジタルズームをかけても十分なクオリティーで撮れる。逆光気味だったので+1/3の露出補正をかけた

 ISO感度やホワイトバランス、シャッタースピードをマニュアル設定できるのもいいところ。夕日がキレイだったので印象的に撮ろうと、ホワイトバランスを太陽光にし、マイナスの露出補正をかけて撮ってみた。

Xperia 1 III 夕焼けがきれいだったので−1の補正をかけ、ホワイトバランスを太陽光にして撮ってみた
Xperia 1 III 夕焼けは少しマイナスの補正をかけてやると赤がきれいに出る

 反対にBASICモードは普通にスマホカメラなので、細かいことは考えずに気楽に撮るのにいいし、スマホならではのぼけモードも使える。特に望遠でぼかすといい感じのポートレートになるのでおすすめ。傘を差しているという難しい条件だったけど、iToFが頑張ったのだろう。傘の一部がうまくに認識されないくらいで済んだ。

Xperia 1 III 傘があるので不安ではあったけど、ぼけモードを駆使して雨のポートレートを。傘の一部以外は完璧

 インカメラを使った自撮りもBASICモードオンリーだ。

Xperia 1 III インカメラを使えるのはBASICモードのみ

 ポートレートセルフィー機能で背景をぼかす&ビューティー機能で撮ってみた。

Xperia 1 III ポートレートセルフィーで背景ぼかし&ビューティーな自撮りを。インカメラ側にはiToFがないのでエッジがちょっと微妙だった

 動画もBASICモードで撮る。

Xperia 1 III 動画は4Kまでだが実にナチュラルで良い。BASICモードで撮るべし
手ブレ補正もよく効くし、写りも自然(もやっとしているのは雨が降っていたからです)

 本格的に映像作品を撮りたいときは、「Cinema Pro」を別途起動することになる。

本職デジタルカメラらしい自然な写りに注目

 では最後にそれ以外の作例を。まずは料理。これはBASICモードで撮影。料理と認識された。

Xperia 1 III ラーメンをBASICモードで。料理と認識された。気軽に撮るときはシーン認識があるBASICモードがいい

 続いて夜。イマドキ流行のナイトモードは持ってない。おかげで黒がぎゅっと締まった夜景らしい夜景を撮ってくれる。

Xperia 1 III 夜の団地。イマドキのスマホみたいに暗部を明るくしたりはしない。本職カメラで撮るとこんな感じなのだ

 さらに70mm相当で夜の公衆電話を。この望遠カメラはけっこう寄れるのでつい使ってしまう。

Xperia 1 III 70mm相当で夜の公衆電話。背景に団地のエントランスを入れてみた。くらい分ちょっとざらっとしたけど悪くない

 105mmでの望遠でも1枚。夕刻、駅を出たら巨大な虹がかかっていたので、望遠カメラにして撮ってみた。

Xperia 1 III 大きな虹が出ていたのでつい撮ってしまった。105mm相当の望遠ならここまでしっかり撮れる

 最後は広角カメラであじさい。雨の中、実にいい感じにしっとりと撮れた。

Xperia 1 III ぐぐっと寄って雨のあじさい。画質的には広角カメラがやはり一番いい。ディテールもきれいに出る

 と、Xperia 1 IIIの特徴的なところを中心に見てきたが、写りが非常にナチュラルで好感が持てるというのが一番の感想だ。イマドキのスマホカメラは強めにHDRをかけてくっきり鮮やかに仕上げる傾向があるし、その方がぱっと見てきれいに感じるのでそれが喜ばれるわけだが、Xperia 1 IIIはあえてそういう画作りは避け、作りすぎない比較的ナチュラルな写真を撮ってくれる。デジタル一眼などを使い慣れている人にはこちらの方がしっくりくるし、不自然な写真になることも少ない。

 でも、αを目指すのならまだまだレベルアップできるところはあるわけで、個人的には多少カメラ部が分厚くなってもいいから、クオリティーを追求していってほしいなあと思ったりもするわけで、この先も楽しみである。

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