膠着状態に陥った在韓米軍駐留経費負担交渉をめぐって、大統領府とホワイトハウスの神経戦が繰り広げられている。負担額の引き上げをめぐって韓米両国が接点を見いだせず、交渉が今年下半期まで長期化する可能性があるという観測も流れている。
トランプ米大統領は先月２９日（現地時間）、ロイター通信とのインタビューで、「韓国が国防協力の合意に向けて負担額を増やすことで合意した」と明らかにした。ただし、トランプ氏は具体的な金額には触れず、「彼ら（韓国）は合意を望んでいる」と述べた。韓米実務交渉団が暫定合意した今年の負担額１兆３８９億ウォンを約１３％引き上げた案よりもさらに増加した金額で韓米が合意したという意味と解釈できる発言だ。これに先立ちトランプ氏は、暫定合意案を拒否し、追加増額を要求していた。
これを受けて大統領府は３０日、トランプ氏の発言について、「交渉は続いている。まだ何も合意していない」と一蹴した。トランプ氏の「合意」表現に明確に線を引いたのだ。文在寅（ムン・ジェイン）大統領も１３％を超える引上げは受け入れられないという考えを明確にしたという。
このように韓米が在韓米軍駐留経費の負担をめぐって意見の相違をみせており、交渉が米大統領選が行われる１１月まで長引く可能性もある。与党関係者は、「トランプ氏の発言は『もっと負担しろ』という圧力の延長線上とみえる」とし、「韓米いずれも長期戦を準備しているムードだ」と話した。
ハン・サンジュン記者 ワシントン＝イ・ジョンウン特派員 alwaysj@donga.com · lightee@donga.com
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May 01, 2020 at 06:48AM
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トランプ氏「韓国がもっと負担することで合意」、大統領府は「合意したことはない」と否定 - 東亜日報
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