中国のバイオ医薬品シノバック・バイオテック（科興控股生物技術）と中国生物技術（CNBG）は5日、両社が開発中のワクチン候補について、さらに4カ国がヒトを対象にした後期の臨床試験（治験）を実施することに合意したと発表した。世界的なワクチン開発競争が続くなか、中国は取り組みを強化している。 第3フェーズの治験実施に合意した新たな国には、セルビアとパキスタンが含まれる。中国で新たな症例が減少する中、2社は海外でのデータ取得を目指している 中国生物技術の幹部は、第3フェーズの治験は約10カ国で5万人を対象に行われる予定だと述べた。また、海外の国が、同社ワクチンを合わせて5億回分発注することに関心を示していると語った。 治験は既に、アラブ首長国連邦、バーレーン、ペルー、モロッコ、アルゼンチン、ヨルダンで始まっている。 中国生物技術は、製造技術の向上後に、年間3億回分のワクチンを生産できるようになる見通し。同幹部は、年間生産能力を10億回分に引き上げる計画を進めていると述べた。 一方、シノバックのワクチン候補「コロナバック」は現在、ブラジルとインドネシアで治験が行われている。 シノバックの幹部は、新たに2カ国が第3フェーズの治験実施で合意したと述べた。ただ機密情報だとして国の名前は明らかにしなかった。 最終段階の治験がまだ進行中であるにもかかわらず、中国は2社のワクチン候補について、医療関係者など感染リスクが高い人を対象に緊急使用を既に承認している。
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September 07, 2020 at 09:16AM
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中国製ワクチン、さらに4カ国が臨床試験実施に合意（ロイター） - Yahoo!ニュース
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