【モスクワ=小野田雄一】南カフカス地方の旧ソ連構成国、アゼルバイジャン西部ナゴルノカラバフ自治州で27日に起きた同国とアルメニアの大規模な戦闘は28日も続いた。アルメニア側は兵士59人が死亡したとし、アゼルバイジャン側は民間人7人が死亡したと発表。双方の負傷者は計200人超とされる。
戦闘はアゼルバイジャン側が仕掛けたとみられている。ナゴルノカラバフ自治州はアルメニアの実効支配下にあり、双方は互いに軍事拠点に砲撃などを実施。アゼルバイジャンは同自治州の複数拠点を占領したが、アルメニア側は28日までに奪還したとした。
アゼルバイジャンのアリエフ大統領は27日、「領土の不法占領を終結させる」とし、同自治州を奪還する意思を示唆。戦闘が拡大すれば、同自治州で計数十人以上が死亡した2016年の衝突を上回る規模となる恐れがある。
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