【ワシントン＝蒔田一彦】米ＣＮＮなどによると、米国のトランプ大統領の側近であるスティーブン・ミラー大統領上級顧問の新型コロナウイルス感染が６日、判明した。トランプ氏の周辺で感染確認が相次ぐ中、ホワイトハウスで開かれた最高裁判事指名発表の記者会見などで感染が広がったとの可能性が取り沙汰されているが、詳しい感染経路は依然、不明のままだ。
ミラー氏はトランプ氏のスピーチライターを務めている。数日前から自主隔離に入っており、６日の検査で陽性反応が出たという。
国防総省は６日、沿岸警備隊のチャールズ・レイ副司令官の感染を発表した。レイ氏は先週、省内で行われた軍幹部の会議に出席していたため、濃厚接触の可能性がある主要幹部は自主隔離を行っている。複数の米メディアによると、米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長や、ジェームズ・マコンビル陸軍参謀総長らが含まれているという。
国防総省によると、会議出席者のうちレイ氏以外は陰性だったという。国防総省のジョナサン・ホフマン報道官は声明で、「米軍の即応態勢や任務遂行能力に変わりはない」と強調した。
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