勝利宣言するなよ-。トランプ米大統領は6日、ツイッターで、開票が進む大統領選で優位に立つ民主党のバイデン前副大統領に対し「大統領職を奪取したと誤った宣言をするべきではない。私だって宣言できるのだから」と書き込んでけん制した。勝敗の鍵を握る東部ペンシルベニア州などで逆転されたことに焦りを募らせているようだ。

トランプ氏は、ペンシルベニアなどでバイデン氏が票を伸ばしているのを念頭に「投票当日の夜までは私が大差で先行していたのに、不可解なことにリードが消えていった」と主張。郵便投票の有効性などを裁判で徹底的に争う姿勢を示した。

トランプ氏は大統領選で不正があったと根拠を示さないまま一方的に主張、正当な票だけ数えれば自分が勝っていると訴え続けている。(共同)