
植民地として支配してきたスペインが1970年代半ばに撤退して以降、モロッコが継続して領有権を主張し、軍事力を背景にこの地域の大部分を「南部州」と位置づけて実効支配してきました。
これに対し、西サハラの独立を求める住民たちでつくる「ポリサリオ解放戦線」は、「サハラ・アラブ民主共和国」の独立を宣言し、たびたびモロッコと武力衝突を繰り返してきました。
1991年には国連などが仲介して停戦が実現しましたが、停戦とともに合意された、独立かモロッコへの統合かを問う住民投票は、実施方法をめぐる対立が続き、実現していません。
先月には南に位置するモーリタニアとの境界付近の道路をめぐって衝突が起き、ポリサリオ解放戦線が30年近く続いてきた停戦の終了を宣言するなど緊張が高まっていて、国連が強い懸念を示しています。
また、モロッコ政府は、バーレーンやヨルダンなどのアラブ諸国が西サハラの都市に領事館の開設を決めたと発表するなど、各国からの支持の取り付けを強調してきました。
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