住宅ローンの申し込みには、年齢の条件を設けている金融機関がほとんどです。借り入れをする際は、完済までの期間や毎月の返済能力を考えながら、何歳くらいまでに借り入れを行っておくべきかを把握しておく必要があります。 今回は、住宅ローンの借り入れは何歳までに行うべきか、そして高齢で住宅ローンを組む際の注意点についても解説します。
住宅ローンは何歳まで組むことが可能?
住宅ローンの申し込み条件は、各金融機関の公式サイトで確認できます。住宅ローン商品の紹介の中に、「商品概要書」というものがあるはずですので、その内容をチェックしておきましょう。大手の金融機関においては、住宅ローンに申し込める年齢を「借入時満20歳以上70歳未満、かつ完済時年齢が80歳」と定義しているところがほとんどです。 金融機関によって申し込める年齢が71歳のケースや、完済時年齢が81歳としているところもありますが、ほぼ前述の定義と同じ内容になっていると思ってください。 住宅ローンの申し込みにおいて大切なことは、何歳までに借りるかだけでなく、何歳までに完済するかを併せて考えることです。したがって、借り入れる金額が少なく、返済期間も短いのであれば、60代で申し込んでも問題ないともいえます。 しかし、ほとんどの住宅ローンの借入金は数千万円単位と高額であり、返済期間もそれに合わせて長くなります。お勤めの方の場合、住宅ローンの返済はできるだけ定年までに終わらせておきたいものです。 今後は老後においても、医療費の自己負担増やインフレの影響を受けることで、生活上必要になる資金額が増えていくと予想されます。その際に住宅ローンの返済が残っているとかなりの負担になるでしょう。したがって、住宅ローンの借り入れについては、自分のライフプランおよびライフイベントに合わせて、老後の生活に影響をおよぼすことがないように考えて申し込むことが大切です。
高齢で住宅ローンを組む際の注意点とは?
高齢で住宅ローンを組む際にはいくつかの注意点があります。 ひとつは、上述した完済までの期間です。借入額と毎月の返済額しだいでは、金融機関が定めた完済時の年齢までに完済できないかもしれません。その場合は住宅ローンを申し込んだとしても、審査に通らない可能性があります。 さらには、健康上の問題もあります。住宅ローンの借り入れの際には、団体信用生命保険への加入が義務付けられます。高齢の場合、若い世代よりも病気にかかるリスクは高くなります。団体信用生命保険の告知は簡単なものなので、直近に大きな病気をしたり、重大な持病を持っているケースでない限り、健康診断書などの提出は求められません。しかし、申し込むタイミングの直前で大きな病気をしたなどであれば、審査に通ることが難しくなると考えたほうが良いといえます。 健康に不安がある場合は、団体信用生命保険への加入が義務付けられていないフラット35を利用することで、その問題を回避できます。ただし、団体信用生命保険に加入しておらず、住宅ローンの返済中に死亡もしくは高度障害になったとしても、その後の返済は免除されません。したがって残された家族に迷惑をかける結果になってしまうことも考えておきましょう。
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