新型コロナウイルスに感染し療養していたレスリング元五輪女王でタレントの吉田沙保里(38)が29日、金曜パーソナリティーを務める日本テレビ系「ZIP!」(月~金曜午前5時50分)に生出演した。

吉田は7日に受けたPCR検査で新型コロナ陽性と診断され、2週間ぶりの出演となった。司会の桝太一アナウンサー(39)から「吉田沙保里さんは今日から『ZIP!』復帰ということで、おかえりなさい」と紹介されると、「今回定期的に受けていたPCR検査で陽性が確認されたため、お休みさせていただきました。大変ご迷惑とご心配をおかけしました。今後も、気を引き締めて感染予防に務めていきたいと思います」と笑顔を見せた。

番組内では自身の闘病について語った。吉田は体調管理のため週2回のPCR検査を実施しており、陽性と診断された当時を「無症状で平熱だったので、聞いた時はびっくりしました」と振り返った。感染確認直後は無症状だったものの、数日後から体調が急変。倦怠(けんたい)感、38度近くの発熱、頭痛、のどの痛みがあったといい「熱は1週間くらい続きました。症状がどんどん変化していくので、怖いですね」と話した。

療養を経て、改めて健康の大切さをかみしめた様子で「保健所の方々、医療従事者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんには感染予防、体調管理に気をつけてもらいたいです」と呼び掛けた。

吉田の復帰は23日に所属事務所が発表。自身のツイッターでも「健康で過ごせることは、本当に大切な事だと、今回改めて実感しました」などと伝えていた。

同番組では、新型コロナに感染していた月曜パーソナリティーの俳優風間俊介(37)が11日に復帰している。