Wednesday, March 24, 2021

近鉄奈良線 平城宮跡の外へ移設合意 近鉄が事業費の一部負担|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

奈良市の世界遺産、平城宮跡を横切る近鉄奈良線について、奈良県と奈良市、そして近鉄の3者は、事業費の一部を近鉄側が負担し、遺跡の外へ移設することで正式に合意しました。

これは、荒井知事が記者会見して明らかにしました。
大阪と奈良を結ぶ近鉄奈良線は、現在、国営公園となっている奈良市の世界遺産、平城宮跡を横切っていて、県と奈良市、そして近鉄は、去年7月、景観の保全と周辺の踏切での渋滞緩和のため、線路を遺跡の外に移設する方向で合意し、費用負担などについて協議してきました。
その結果、▼平城宮跡の西側にある大和西大寺駅周辺の区間は、近鉄が事業費のおよそ7%を負担して線路を高架にすることになりました。
また、▼その東側から平城宮跡の南にある「大宮通り」の付近までの区間は、県と奈良市がすべての事業費を負担して一部を高架にします。
▼大宮通りに沿って近鉄奈良駅まで結ぶ区間は、一部を地下にする予定で、負担割合は改めて協議するとしています。
県は、▼総事業費としておよそ2000億円、▼工事の期間は、およそ40年と想定しているということです。
荒井知事は、「高架にすることで踏切での渋滞や事故をなくすことができるうえ、線路の移設は平城宮跡の保護にもつながる。そのような観点から、この事業には意義があると考えている」と話しています。

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