Sunday, May 9, 2021

中国に対抗、EUとインドがFTA交渉再開で合意 - 東京新聞

 【パリ=谷悠己】欧州連合(EU)が8日にポルトガル・ポルトで開いた首脳会議にインドのモディ首相が参加し、2013年から凍結されていた自由貿易協定(FTA)の交渉再開や新型コロナウイルス対応の協力で合意した。双方が意識する中国に対抗するため、戦略的な連携を深める狙いがあるとみられる。

 合意の共同声明で、EUとインドは「世界最大の民主主義体制同士として、より安全で安定した社会づくりに向け利害が一致している」と強調。「自由と法の支配、国際公約に基づいた協力関係を築く」として専制主義的な傾向を強める中国をけん制し、インド太平洋地域で周辺国を含めた連携強化を確認した。

 EUのミシェル大統領は会議後の記者会見で「インドとの関係が新章に入ったことを歓迎する」と述べ、投資分野や農産品などの産地名称を保護する地理的表示(GI)を交渉する予定だと明らかにした。

 AFP通信によると、コロナ対応のためオンラインで参加したモディ首相は、インドが南アフリカと提唱し米国も賛同した新型コロナワクチン特許の一時放棄について、慎重な姿勢を保つEUや加盟国に協力を求めたが、合意文書には反映されなかった。

 EUとインドは2000年に初めて首脳会議を開き、07年からFTA交渉を始めたが、条件が折り合わず交渉が凍結されていた。

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