Tuesday, August 24, 2021

自動車向け鋼材価格、2年ぶり大幅値上げ---トヨタと鉄鋼各社が合意[新聞ウォッチ] - レスポンス

トヨタ自動車と日本製鉄などの鉄鋼大手が、原料となる鉄鉱石や石炭の価格高騰などを反映させて2021年度下半期(21年10月~22年3月)の自動車向け鋼材価格の大幅な引き上げで合意したという。

きょうの読売や日経など各紙が「トヨタ鋼材値上げ合意、鉄鋼各社と原料高騰を反映」や「トヨタ 鋼材値上げ、部品各社向け大幅に」などのタイトルで報じている。それによると、21年度上期(21年4~9月)と比べ1トンあたり2万円程度引き上げる見込みで値上げは2年ぶりとなる。

トヨタは交渉で決めた値段で鋼材を大量に仕入れ、系列の部品各社に卸しているが、値上げ幅としては2010年度下期(1万8000円)を上回り、支給価格の前提となるトヨタと日本製鉄の交渉が年1回から2回に変わった10年度以降で最大の上げ幅になるそうだ。

トヨタと鉄鋼大手との価格交渉の大筋合意は他の自動車メーカーなど国内の鋼材価格の指標ともなっている。乗用車は一般的に1台あたり普通鋼を0.7トン程度使うとされている。日経によると「価格が2万円上がれば鋼材の原材料費は1万5000円程度膨らむ計算となる」とも伝えており、鋼材価格の引き上げは生産コストの上昇につながるため、今後、最終的に製品価格の引き上げにつながるかどうかも注目される。

2021年8月25日付

●緊急事態8道県追加、政府方針、まん延防止4県も(読売・1面)

●全日空12路線減便へ、コロナ冬ダイヤ、日航は4路線(読売・8面)

●JR東海再び一時帰休、新幹線乗務員ら200人(読売・8面)

●トヨタ鋼材値上げ合意、鉄鋼各社など原料高騰を反映(読売・9面)

●ホンダ、マツダ工場停止、コロナ拡大、東南アなどの部品滞る(読売・9面)

●ハイブリッド特急エコに最速120キロ、JR東海が新型蓄電池搭載音も小さく(朝日・9面)

●コロナ収束せず無観客、パラ開幕制約の中(毎日・1面)

●スズキ子会社に罰金30億円命令、インド競争委(毎日・6面)

●EV補助2倍の335億円、経産省、来年度の購入支援(日経・5面)

東京2020パラリンピック
●首都高速で交通規制
●首都高速の料金、1000円上乗せと5割引
●関係者輸送ルートを設定…専用レーン違反は反則金6000円
●パラリンピック会場周辺のバリアフリー支援アプリ

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