【ワシントン=大内清】イランで保守強硬派のライシ政権が発足したことで、バイデン米政権が目指すイラン核合意への復帰に向けた同国との間接協議は不透明感を増した。バイデン政権をめぐっては最近、協議が不調に終わった場合、増大するイランと中国の原油取引に新たな制裁を科すことが検討されていると報じられており、同政権は核合意修復を急ぐのと同時に、イランが中国への依存を深めることに懸念を強めているとみられる。
米紙ウォールストリート・ジャーナルなど複数のメディアは7月、米政府当局者の話として、核合意復帰に向けたイランとの間接協議が失敗した場合、イランが中国への原油輸出に用いている船舶ネットワークに制裁を発動する案が検討されていると伝えた。
この動きには、報道を通じてイランに警告を発し協議の前進を図るのと同時に、イランと中国の関係が緊密化することを牽制(けんせい)する意味合いがある。
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