米、コロンビア革命軍のテロ組織指定を解除「和平合意の履行支援が促進」 - 読売新聞

　【ワシントン＝蒔田一彦】米国務省は１１月３０日、南米コロンビアの左翼ゲリラ「コロンビア革命軍（ＦＡＲＣ）」のテロ組織指定の解除を発表した。ブリンケン国務長官は声明で、「もはやテロ活動を行う能力や意思を有した組織として存在していない」と指摘した。

　１９６４年結成のＦＡＲＣは反政府闘争を展開し、内戦は半世紀に及んだ。米国務省は９７年にＦＡＲＣをテロ組織に指定し、米国との取引やメンバーの入国を禁止した。コロンビア政府とＦＡＲＣは２０１６年に和平合意を成立させた。ブリンケン氏は指定の解除で「戦闘員の社会復帰など、和平合意の履行支援が促進される」と強調した。

　一方、国務省は、和平合意を拒否しているＦＡＲＣ元メンバーらで構成する２組織を新たにテロ組織に指定した。

Adblock test (Why?)

からの記事と詳細 ( 米、コロンビア革命軍のテロ組織指定を解除「和平合意の履行支援が促進」 - 読売新聞 )
https://ift.tt/3ohHPsd