Thursday, November 11, 2021

借りるより買った方が安い?「住居のお金」の考え方 - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス

◆家賃はどこでも適正な金額で公平に設定されている?

実は不動産業界はいまだにかなり閉鎖的な世界です。閉鎖的という意味は、情報が十分に開示されていないという意味です。だれに?という意味では、業界内部での情報格差とお客様に対する情報格差があります。

業界内の情報格差は、行政の指導やインターネットの活用などにより、以前よりは小さくはなってきました。しかし、それでも情報のすべてが業界内部で共有されているわけではありません。

「この物件は自分で客付けしたいから、他の業者に情報を回す前に決めてしまおう」とか、「大家さんからはここまで家賃をディスカウントしていいと言われているが、表向きは表面家賃を崩さないでおこう」とか、「この物件にはある欠点があるが、それは伏せておこう」とか、そういう情報の隔離、隠蔽がまだ残っています。

これは仲介手数料という報酬を少しでも多く独占しようとする意図から生まれる情報操作なので、なかなか止まりません。

お客様に対する情報格差は、業界内部のそれよりも大きなものがあります。プロと素人では選択肢の数が全然違います。

具体的にいえば、頭に入っている情報量が違います。不動産屋さんは何100もの物件情報の中から2つか3つを勧めてきます。お客様は2つか3つの中から最善のものを選ぶしかありません。

あるいは、不動産屋さんは大家さんの本音を知っています。良い素性のお客様なら家賃を下げてもかまわないと伝えていたとしても、それを知らないお客様は限界賃料を告げられぬままに決断を迫られることになります。

情報格差は家賃の偏りとなって、私たちの目の前に表れます。こうした事情から私たちはどんな戦略が得られるでしょうか?

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