北日本放送
富山市が公設地方卸売市場について規模を縮小しての再整備の計画を進めているのに対し、利用業者の一部が反発していた問題です。富山市は24日、工事を進める際に必要な仮移転に、すべての業者から合意が得られたとしました。 富山市 山口忠司 農林水産部長 「移転自体には全社が合意されていることをご報告します。一部の市場内事業者から反対意見が出されるなど、ご心配をおかけしていることに対しましてお詫び申し上げます」 これは24日、富山市が市議会の議員協議会で明らかにしました。富山市の公設地方卸売市場をめぐっては、施設の老朽化や取引量の減少を理由に市が、ことし4月に施設の面積を現在の半分程度に抑える建て替え計画を発表し、当初は今月10日に着工する予定でした。 しかし、今年度に解体予定とされた施設の利用業者の一部が、「市の説明が不十分」として市長に陳情するなど計画に反発し、市は着工を今月29日に延期していました。 富山市によりますと、仮移転の対象となる15の業者のうち、7つの業者が反対していましたが、移転にかかる費用の負担などについて調整を続けた結果、全ての業者から仮移転について合意が得られたということです。 市は整備計画の基本的な内容は変更せず、今後、工事を行いながら、市場の規模を従来より縮小しても業者の車の通行がスムーズにできるかなどを確かめる実証実験を予定しています。 反発していた業者は。 富山青果物商業協同組合 島林寛専務理事 「車の状況がうまくいくのか、業務がうまくできるのか見てほしいと要望して、(実証実験を)やってもらえるが、その検証をきちんとしてほしい。色んな業者さんで成り立っているので皆さんが不満が無いようにしてほしい」 富山市は今後も調整を続け、予定通り今月29日から工事を開始したいとしています。
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