空き家を魅力的に再生し有効活用しようと、福岡県吉富町では学生の知恵を借りながら店舗に貸し出す空き家の改装工事を進めています。
福岡県吉富町には３００軒以上の空き家があるとされ、その有効活用が課題になっています。
このため町が出資する「まちづくり会社」がおととしから店舗などの誘致を進め、第一号として買い上げた空き家を福岡市の牛もつ鍋の店に貸し出すことになりました。
「まちづくり会社」ではこの店を成功させ、誘致に弾みをつけようと隣接する大分県中津市にある大分県立工科短期大学校の５人の学生に、知恵を借りることになりました。
５日は学生たちが空き家を訪れ、「幅広い世代がリラックスできる店にしたい」という店舗オーナーの希望を踏まえて、施工業者とどんな店に再生していくか話し合っていました。
店舗のオーナーで福岡市の吉永武史さんは「学生たちの情熱が感じられ、きっといい店ができると期待しています」と話していました。
学生の一人は「オーナーの話でイメージがわいてきました。幅広い年代の人が入りやすく、心地よい雰囲気になる内装を提案したいです」と話していました。
「まちづくり会社」では今月２０日までに改装して店側に引き渡す予定です。
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