◆第１０３回天皇杯 ▽準々決勝 柏 ２―０ 名古屋（３０日、三協Ｆ柏）
柏がホームで名古屋に２―０と勝利し、２０１７年以来のベスト４に駒を進めた。後半２４分、ＭＦ戸嶋祥郎が右足で先制点を挙げ、試合終盤にはＭＦマテウスサヴィオが豪快な一発で加点した。１０月８日の準決勝ではＪ２熊本と対戦する。
井原正巳監督は、「リーグ戦ではなかなか３試合勝ってないところが続いていたが、中２日（９月２日）でリーグ戦があることも踏まえて、メンバー的には出場機会の少ない選手で挑んだ。本当に自分の役割、チームでやろうとしていることを９０分それぞれしっかりとハードワークしてくれた。リーグ戦にもつながる勝利だったと思うし、最近は１点取った後に追加点が取れない試合が続いていたので、複数得点取れたこともプラスに捉えている」と試合を振り返り、夏場の試合でハードワークに徹した選手をたたえた。公式戦４試合ぶりの勝利を、次戦の横浜ＦＭ戦につなげていくつもりだ。
また、名古屋との試合は、井原監督にとって”先輩後輩”対決だった。名古屋の長谷川健太監督は、筑波大の２歳先輩で、日産自動車でも縁がある。監督として手にした初勝利。「学生時代からお世話になったし、監督として対戦したのは感慨深い。胸を借りるつもりで戦ったし、初めて勝つことができてホッとしている。監督としての実績はここから積み上げていかないと」と語った。
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