台風７号の影響で孤立した状態になっている鳥取市と八頭町の集落について、鳥取県は、１８日中にすべて解消することを目指すことになりました。
県内では、橋が流されたり道路が崩落したりして、鳥取市、八頭町、三朝町で合わせて８５３世帯、１８１４人が一時、孤立した状態になりました。
しかし、最も多くの世帯が孤立していた鳥取市佐治町で、１６日夜に６７３世帯、１４８５人の孤立が解消されたほか、１７日、鳥取市河原町小河内で、４世帯５人がヘリコプターで救助されたということです。
このため、現在も孤立した状態が続いているのは、鳥取市佐治町の３つの集落で合わせて６２世帯、１１２人、鳥取市安蔵の７世帯１５人、八頭町姫路の２世帯２人の合わせて７１世帯、１２９人になっています。
県では、中国地方整備局から照明車を借りるなどして夜間も道路の復旧作業を行い、１８日中に、孤立状態の解消を目指すことにしています。
このほか、鳥取市によりますと、佐治町では住宅１棟が「全壊」しました。
増水した佐治川の川岸が崩壊し、川沿いにあった住宅の基礎部分が流されたということです。
また、同じ地域では、別の住宅１棟も壊れているということで、市が被害状況を確認しています。
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