南海トラフ巨大地震に伴って発生が予想される火災に備えようと、名古屋市で、消防隊と消防団で連携して消火活動にあたる訓練が行われました。
名古屋市守山区にある名古屋市消防学校で行われた訓練には、市内の１３の区から集まった消防職員と消防団員、あわせて２００人余りが参加しました。
最初に開会式が行われ、名古屋市の河村市長は「地域の身近なことに詳しい消防団の皆様には大いに期待しているので、よろしくお願いします」とあいさつしました。
このあと、消防隊と消防団が所属する区ごとに訓練が行われ、参加した人たちは連携してホースを運んだり、建物に放水したりしていました。
名古屋市によりますと、南海トラフ巨大地震に伴って名古屋では最大で２万件以上の火災の発生が想定されています。
名古屋市消防局の永井敦消防団課長は「南海トラフ巨大地震に伴う同時多発的な火災への対応は消防局だけではできないので消防団の皆さんの力も借りる必要がある。消防局も消防団も危機感を持っていて、今後も連携していきたい」と話していました。
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