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新型コロナウイルスのワクチン供給で日本と合意しているイギリスの製薬会社「アストラゼネカ」は、現在進めているワクチンの臨床試験を中断したと明らかにした。
アストラゼネカによると、ワクチンの臨床試験で健康被害が起きたため、全世界の臨床試験を一時的に中断したという。
どのような健康被害が確認されたのかや、中断の期間などは明らかになっていない。
アメリカの医療サイトは、問題はイギリスの治験で発生したもので、患者は回復に向かっているとしている。
ワクチン供給をめぐる、これまでの経緯について整理していく。
今回の件は、イギリスのオックスフォード大学とイギリスの製薬会社「アストラゼネカ社」が共同開発していた新型コロナウイルスワクチン。
これまで、アストラゼネカ社は20億回分の生産ができる可能性があるとしていた。
そして、そのうちの1億2,000万回分は日本に供給する予定だということで合意ができていた。
しかし、アストラゼネカによると、どんな症状かは具体的にはわからないが、臨床試験で健康被害が出てしまったという。
そのため、全世界で治験を一時中断することを決定したという。
これを受け、菅官房長官は午後の会見で、「アストラゼネカ社に確認したところ、詳細について調査するまでの間、日本国内を含めた新たな投与を一時的に中断する」と述べた。
日本医師会も会見を行った。
日本医師会・釜萢常任理事からは、「医療の専門家からすると、安全性と有効性をしっかり確認して、国民の了解、同意のうえでワクチン接種が大前提。そこはしっかり守っていきたい」と、安全に記したうえでという発言があった。
今後のワクチン開発に遅れが発生することも、懸念の1つとして挙げられている。
"合意" - Google ニュース
September 09, 2020 at 04:08PM
https://www.fnn.jp/articles/-/83040
ワクチンの臨床試験を中断 日本と合意 英企業で健康被害 - FNNプライムオンライン
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