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イランに対する国連安保理の制裁が全面的に復活したとアメリカが主張したことについて、グテーレス国連事務総長は「手続きに不確かな点がある」として、対応しない考えを示しました。 イランへの国連安保理の制裁をめぐり、アメリカは19日、「全面的に復活した」と主張しましたが、安保理のほとんどの理事国は、「イラン核合意」を離脱したアメリカの主張は無効であるとの見解を示しています。安保理で制裁を科す場合、国連事務局が制裁の履行状況を監視する「専門家パネル」を選定するなどの対応が必要になります。 ロイター通信などによりますと、グテーレス事務総長は20日までに安保理に対し、「アメリカが主張する点には不確かな点がある」として、対応しない考えを示したということです。 安保理内での合意が得られていない上、国連も制裁復活に向けた対応を取らないため、アメリカが主張するイランへの安保理制裁の復活は、一層、実現困難となっています。(21日12:45)
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