Thursday, October 22, 2020

【速報】アメリカ大統領選、最後の討論会 6つのテーマにトランプ・バイデン両氏は何を言った?ライブ中継 - ハフポスト日本版

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10月23日(日本時間)に開催される、第2回で最後のアメリカ大統領選討論会。トランプ大統領と、民主党候補のジョー・バイデン氏は下記の6つのテーマで議論を闘わせる。

 

・新型コロナウイルスとの闘い

・アメリカの家族

・アメリカの人種問題

・気候変動

・国の安全保障

・リーダーシップ

 

各テーマに割かれる時間はそれぞれ15分で、合計90分。テーマの冒頭でモデレーターが質問をした後、それぞれの候補者に2分間の回答時間が与えられる。

 

今回、この2分間は話していない候補のマイクをミュートにするという異例の措置が取られる。前回の討論会で候補者、特にトランプ大統領がお互いの話をさえぎって自分の主張をして秩序が乱れたためだ。

 

モデレーターを務めるのは、NBCのクリスティン・ウェルカー氏。

 

「史上最悪のディベート」と酷評された前回の反省を生かし、トランプ大統領とジョー・バイデン氏が大勢の有権者、そして世界中の人たちの前で、どれだけお互いの主張をできるかどうかに注目が集まる。

この記事はアップデート中です。


バイデン氏「準備はできた」とツイート

イヴァンカ・トランプ氏、討論会に望む家族の写真を投稿

カマラ・ハリス氏、バイデン氏の写真を投稿

 新型コロナウイルス対策

トランプ:我々は中国からやってきたひどい病気と闘ってきたが、死亡率も低下したと主張。そしてワクチンが開発中で、数週間後には配布されるだろう。自分の経験からいうと、(状況は)よくなった。自分は免疫ができている。我々は最悪の事態を脱した。

バイデン:新型コロナウイルスで、22万人以上が亡くなり、ここまでの死者数を出した責任はトランプ氏にあると言及。1日約1000人が亡くなっている。新たに7万人が発症していると訴えた。

20万人が年末までなくなると予想されていると触れ、マスク着用すれば10万人の命が守れたかもしれないと述べた。未だに対策がないとして、マスクの着用の推進と、迅速な検査が必要だ。


トランプ:ビジネスや学校の再開を求める。
私たちは、新型コロナウイルスとともに生きているですよ。私自身は自分を美しいホワイトハウス地下室に閉じ込めて、そしてウイルスがなくなるまで1年半過ごしても構わないが、そんなことはできない。ニューヨークを見てください。ゴーストタウンのようです。アクリルガラスで仕切られたレストランは、閉鎖している。レストランは資金が底をつきお金がなくなっているんだ。アクリルガラスはとてつもなく高い上に、解決策ではないのです。

 
バイデン:ビジネスを開くために、施設やリソースが必要。例えば、ソーシャルディスタンス。レストランで防護ガラスがあれば、客はお互いに感染を防げるかもしれないのです。

国家安全保障

トランプ:NATOに3000億ドルも払うのは私だけ。そしてロシアに対して強く出ています。ドナルド・トランプよりも強い態度に出た大統領はいない。バイデン氏が副大統領だった時には、潜水艦の港をロシアにあけ渡していますよね。

ロシアはあなたにお金を渡しているんじゃないですか?バイデン氏が副大統領だった時に、こういうことが起きたわけですから。

バイデン:私は納税証明書を22年間提出している、あなたは過去に一度も出していない。何を隠している?なぜ提出しないのですか?」


 それぞれの疑惑について


トランプ:(収入に見合った納税していないという疑惑について)納税額について、
できるだけ早く公開した。数千万ドルを前倒しで払った。事前に払っていた。(ニューヨークタイムズの報道によると、支払った納税額がわずか)750ドルというが、私は、先に払っている。私は中国からも、ウクライナからも利益を受け取っていない。バイデン氏はウクライナから利益を得ているようだが?

私は、 IRS(アメリカ合衆国内国歳入庁)からひどい目にあわされた。監査が終わったら発表します。とにかく、多くの税金を払っていたわけです。

私はインチキの魔女狩りに3年間もさらされてきた。大統領は私のような目にあうべきではない。

バイデン:トランプ氏の納税については、トランプ氏は、同じことを4年いっています。納税証明書を提出していない。見せなさい。誤魔化さないで。税金を払っていない。私がスマートだからといったから、納税額が低いと言いましたね。思い出して。


トランプ:(バイデン氏の次男がウクライナの会社役員に就任し、多額の報酬を得たことについて)彼(バイデン)の息子はずっと仕事がなかった。ところが彼が副大統領になった途端に、18万3000ドルを受け取ったんです。

私は中国の口座を閉鎖した。彼は副大統領だったときに、ビジネスをしていたが、私は大統領に立候補する以前に、口座を閉鎖したのです。

一方で、私は中国の鉄鋼産業に25%課税した。そうしなければ、我々アメリカの鉄鋼産業はなくなるところだった。

 

バイデン:中国は国際的に責任を取らないといけない。ルールに基づいて行動しなければいけない。ただ、トランプ氏は何をしているのか。北朝鮮や中国のトップ、プーチンなどを抱えようとしているだけです。

彼の家族や私の家族の話ではなく、私たちアメリカの家族の話なのです。あなたがミドルクラスの家族ならば、今とても打撃を受けているのです。

 北朝鮮への対応について

 

トランプ:オバマ氏に最初にホワイトハウスであった時、1時間以上話した。最大の問題は北朝鮮だと言っていた。核戦争になってもおかしくないと言っていた。一方私は北朝鮮と良い関係を築いている。そして戦争はない。2ヶ月前、金正恩氏はは問題があると言っていたが、攻撃はしないでしょう。3200万人のソウルの市民は大丈夫だ。私たちはいい関係だから。

金正恩氏はオバマ氏を嫌っていました。攻撃を試して見たい、やって見たいと思ったんでしょう。私たちはいい関係を築いたんです

私は大変な混乱を(前政権から)押し付けられたんです。私の最初の3ヶ月はとても危険だった。オバマ政権が残したのはひどい混乱だった。

 

バイデン:なぜさらなる軍事力を動員するのですか?なぜ韓国との軍事演習を続けるのですか?それは北朝鮮に問題があるからです。

アメリカはヒトラーがヨーロッパを侵攻する前、彼と良い関係を築いていたのです。金正恩氏がオバマ大統領と面会しないは、オバマ氏が非核化を訴えていたからです。

 

医療保険について


トランプ:オバマケアは個別の契約をやっている。個別の保障。それがオバマ政策の悪いところだった。オバマケアは全くもって良くないものだ。私は国民のための別の方法をやろうとした。保険料を下げようとしたのです。しかし、どうやったって(オバマケアの仕組みが)悪い。だから私はオバマケアを終わらせたい。

私は、もっとずっと良い医療保険を作りたい。そして素晴らしい保険にしたい。民主党ではできないことです。もっと良い医療保険を作りたい。基礎疾患がある人も守れる保険です。

バイデン氏は民間の保険をやめようと言っているが、民間の保険が気に入っている人もいる。しかしバイデン氏は社会主義化しようとしている。そして保険を取り上げようとしている。しかし共和党は素晴らしい仕事をしてきた。

バイデン:オバマケアを公保険として『バイデンケア』にしたい。メディケイドに入れれば入れるようにしたい。

民間の保険も支援します、オバマケアで顧客を失うことはありません。彼らに損はないわけです。

保険に入れることが、社会主義になるのですか?特権ではなく、権利です。誰もが保険を受けられるのべきなのです、私のプランはそれに満足しています。

 

トランプ:47年間も議員をしていたのに何もできていない。8年間も副大統領をしていたのに。バイデン氏は何もしてこなかった。習近平の方が、バーニー・サンダースよりずっといい。


バイデン:バイデンケアは、より手頃な保険に入れるようにします。10年で7500億ドルの予算。彼は混乱している。ジョー・バイデンと戦っているのに、別の誰かと闘っていると相手を混同してませんか。

経済対策

トランプ:株式市場がひどいことになりましたが、私が選ばれれば株式市場はすごく良くなります。

私たちはひどい犯罪に対応している。だが、犯罪があるのは都市も街も全部民主党。これは私たちの国民のポケットから出ている。そして不法移民に渡った。私だって移民を助けたいが、そんなことはできない。 

バイデン:救済が必要なのは中小企業です、6社に1社が破綻しようとしている。多くの人を採用するために、ビジネスも支援が必要だが、トランプ政権は支援をしていない。

 
トランプ:最低賃金を引き上げても、中小企業の助けにはならない。アラバマはニューヨークと違う。そうすれば、中小企業は多くの従業員を解雇するでしょう。
ある程度の引き上げは検討する、でも中小企業が破産してしまうやり方ではない。これは州によって違いがある。15ドルでもいいかもしれないが、ある州では高すぎる。

 

バイデン:時給が6、7ドルの人がいる。15ドルの最低賃金を求めている、それ以下は貧困層になってしまう。最低賃金を上げることでビジネスが立ちいかなくなるというのは、正しくありません。

 

移民問題

 トランプ:(トランプ政権時代にあった移民の親子引き離しにより、545人の移民の子どもたちの親が2年経っても見つからない問題について)子どもたちは、密航業者に運ばれてきた。あらゆる方法を使って入ってこようとした。彼らは不法にやってくる。私たちが檻を作ったと言いましたが、実際には2014年に民主党が作ったんだ。親を見つけるための努力をしているが、彼らは密航業者を通してきたのです。

 

バイデン:500人以上の子供達は保護者と一緒にきた、国境で別れさせれた。これは、私たちが国であるという概念を犯す破行為です。

 

トランプ:子どもたちは、綺麗な施設に入れられていた。檻を作ったのは誰か聞きたい。彼は自分がやるということをやる時間が8年あった。それなのにやらなかった。我々は彼らのひどい仕事をキャッチアンドリリースで、対応をしたんだ。彼は檻を作ること以外に仕事をしなかった。

 

バイデン:1100万人に市民権を与える。ドリーマーと呼ばれる、アメリカに止まって、市民権を得られるようにします。そうした人を繰り返して出しました。彼らは全く知らない国に送られているのですよ。

 

トランプ:この人は、移民法を全く理解していない。キャッチアンドリリースはひどかった。殺人者、強姦者がやってきた。

我々は国境警備員を送って、2~3年後に戻ってきなさい、裁判をするからと言ったが、彼らは戻ってこないだろう。言いたくないが、IQの低い人は戻ってくるかもしれない。

 

バイデン:私は移民法を理解しています。あなたのいうことは、全く正しくありません。

 

アメリカにおける人種問題

 バイデン:私は娘に対して「取り締まりを受けたら、銃で撃たれるかもしれないので、必ず手を高くあげるように」と伝えたことはありません。黒人の親たちは、子供達に取り締まりを受けたら必ず両手を上げるよう教えなければいけない。30万ドルを稼ぐ人も、貧しい人も同じ。制度的な人種差別がある。

 

トランプ:バイデンは47年間政治家をしてきて、何もしてこなかったんですよ。そして1994年に黒人に対するひどい法律を作ったんです。ドナルド・トランプほど、黒人によくしてきた人はいません。

 私は刑事司法制度を改革しました。オバマ氏とバイデン氏はそんなことをしなかった。私は色んな人達を説得しなければいけなかった。

 刑事司法改革は、黒人とヒスパニックの人たちが恩恵を受けた。3年後、彼らは執務室にやってきた。お金がないというんです。私たちは十分なお金をあげました。

なぜ4年前にやらなかったんですか?やるやると言いながら、何もやってこなかったではないですか。あなたがこういう人たちだからこそ、私は選挙に出たんです。

バイデン氏は汚職、腐敗にまみれた政治家ですからね。

バイデン:オバマ大統領が始めたこの法案は、3万8000もの人を減らした。誰も薬物問題で刑務所に行くべきではない、リハビリが必要なのです。

トランプ氏は人種問題に油をそそぐ人です。イスラム教徒の入国を拒み、悪い状況を招いた。前回の討論会はプラウド・ボーイズに待機せよといったんですよ。

 

トランプ:BLM、黒人の命は大切だですが、これは警察のことを豚だと言ったんです。これがブラック・ライブズ・マター。ひどいムーブメントです。

私は刑事犯罪取締法をした。これ以上何をやれというのか。こんなことを言われて悲しい。私はこの中で、最も人種差別的ではない人間です。

私はアブラハム・リンカーン以来、他の人ができていないことを成し遂げました。だけどあなたは何もしていないじゃないか。

 

バイデン:80年代に私たちが通した法案は間違いだった。コカイン、薬物に関しては刑務所よりも治療を受けさせるべきでした。アメリカ国民は過ちであったとは気づいている。

トランプ:あなたは何も行動しないからですよ。なぜ達成できなかったんですか?8年間もあったのに。あなたは口ばかりです。なぜこれができなかったのか。少し前まで副大統領だったのに。何万人もの黒人を牢屋に入れているのはあなたです。

バイデン:3万8000人の収監者を減らした。この状況を、政権をとって改善していく。議会が共和党の手にあったからできなかった。

 気候変動

トランプ:私は環境を愛している。一番綺麗な空気、水が必要だと思っている。そして私たちの政権はCO2を低くした。私たちの政権のおかげで、アメリカは排出量がこれまでで一番いい状態になってきた。だが、中国がひどい。

私たちの政権では、水も大気も綺麗で、CO2も低い。そして経済もうまくいっている。

 

バイデン:人類の存続に関わる。私たちの責任です。時間の猶予はない。8、10年でティッピングポイントが来る。私たちが決めたもの(パリ協定など)を、あなたはやめてしまいました。

 我々の政策、例えば5万の充電ステーション作れば、電気自動車市場を作れる。中国はもうやっている。

 数百万バレルの石油をセーブできる。数多くの雇用も創出できる。1860万人分の雇用を作ることができる

トランプ:バイデン氏がやろうとしていることは破滅だ。これをやろうとしているのはアレクサンドリア・オカシオ゠コルテス議員です。気候変動のことを知らない人たちだ。100兆ドルかかる。

これは今まで見た中で最悪の政策です。作ったのは賢い人たちじゃないんだ。100兆ドルですよ。100兆ドル。バイデン 氏がやろうとしていることは、国を破滅させますよ。

バイデン:この計画は、労組に支持されている。太陽光、風力発電を増やさないといけない。トランプ氏は、風力発電でがんになるといっている。 

トランプ:私たちはエネルギーが欲しかった国とはおさらばです。私たちの国のエネルギーは独立している。風力より天然ガスの方がずっとクリーンなエネルギーだ。太陽エネルギーはまだ弱い。バイデン氏の計画は、アメリカの偉大な経済を破壊しますよ。


トランプ:
この人はフラッキング(水圧破砕法)は反対だと言いましたよ。 


バイデン:嘘です。他の産業が移行できるようにしていくことなのです。


トランプ:
バイデンは石油産業を破壊しようとしている。


バイデン:風力から、石油に戻したのがこの大統領です。文脈を無視している。2035年までにエネルギー消費を減らすことに、まず取り組みます。パリ協定にも復帰します。中国にも約束を守らせます。

リーダーシップについて

トランプ:私たちはこの国を成功させなくてはならない。中国からのパンデミックの前に戻さなければならない。私は多くの人から訴えを聞いている。そして団結しなければならないと言いました。黒人の失業率は最低になった。MITに出たような人でも最高の状態になった。

私は、成功こそが団結させると思います。私は減税をした。だけどバイデン氏は増税しようとしている。

バイデン:私がアメリカ大統領です、とお伝えすることになります。投票したかどうかを問わず、みなさんの大統領です。恐れではなく、大きな前進を約束したい。制度的な人種問題にも立ち上がり、クリーンエネルギーを基にした経済政策。アメリカの国として尊厳、品性がかかっています。全ての人にチャンスがあるようにします。
 

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