Sunday, October 11, 2020

アルメニアとアゼルバイジャンが停戦合意 : 東亜日報 - 東亜日報


係争地ナゴルノカラバフで2週間にわたって武力衝突したアルメニアとアゼルバイジャンがロシアの仲介で停戦に合意した。しかし、この地域の領有権問題を決着させることはできず、弥縫策にすぎないという指摘もある。

10日、ロイター通信によると、ロシアのラブロフ外相は、「アゼルバイジャンとアルメニアが捕虜の交換と戦闘で死亡した人の遺体の引き渡しのために同日正午から停戦することで合意した」と明らかにした。9日、モスクワで停戦協議を始めた両国の外相は10時間のマラソン会談の末、交渉を終えた。両国の捕虜の交換や遺体の引き渡しは、赤十字国際委員会が仲介する。

今回の停戦合意で、ロシアはナゴルノカラバフをめぐる紛争解決を目指す欧州安全保障協力機構ミンスクグループの共同議長国として交渉を仲介した。ロシアは同じ東方正教会であるアルメニアの伝統的な友好国であり、集団安全保障条約を結んでいる。旧ソ連国家のアゼルバイジャンとも近い。

ラブロフ氏は、「今回の停戦は捕虜の交換など人道主義的な目的によるもので、アルメニアとアゼルバイジャンは近く実質的な平和会談を行う予定」と話した。武力衝突の原因になったナゴルノカラバフの領有権問題は解決策が見出せず、次の会談の課題に先送りしたという。

対立の火種は残っており、両国の緊張は続いている。実際に両国は停戦が合意された数分後、相手が合意内容を破ったと非難した。アルメニアは、アゼルバイジャン軍が、停戦が合意された10日、正午を数分過ぎて南部のカパンを砲撃し、2人の民間人が死亡したと主張した。一方、アゼルバイジャンは否定し、アルメニア軍がミサイル攻撃を強行したと反発した。

両国が紛争を繰り広げるナゴルノカラバフは、国際法上アゼルバイジャンの領土だが、アルメニアが実効支配している。1992~94年には両国がこの地域をめぐって戦争をするなど、ソ連解体後30年間、紛争が続いている。アゼルバイジャンとアルメニアは先月27日からナゴルノカラバフをめぐって武力衝突し、アゼルバイジャンで30人、アルメニアで22人の民間人が死亡した。

林賢錫 lhs@donga.com

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