[ロンドン/ダブリン 6日 ロイター] - 英国と欧州連合(EU)は今週、英国のEU離脱を巡る移行期間の終了が年末に迫る中、通商合意を目指してギリギリの交渉を続ける。
アイルランド首相は合意の可能性は五分五分にすぎないとして、過度な楽観を戒めた。同国は「合意なし」の場合、その他EU加盟26カ国いずれの国よりも経済的な打撃が大きくなるとみられている。
ジョンソン英首相とEUのフォンデアライエン欧州委員長は週末、難航する自由貿易協定(FTA)交渉について協議。依然残る溝を埋めるために協議を再開するよう双方の首席交渉官に指示した。英国とEUの交渉は4日、平等な競争条件、ガバナンス、漁業権の分野での溝が埋まらず、いったん停止していた。
7日夜に再び協議が行われる予定となっている。
ガーディアン紙が6日の協議再開後に報じたところによると、英海域で欧州の漁船が操業する権利について「大きな進展」があった。
一方、英政府筋は、6日に漁業権で大きな進展はなかったと語った。
EU当局者からは今のところこの報道に関するコメントは得られていない。
アイルランドのマーティン首相はRTEに対し「主要な担当者と話した私の感覚では、平等な競争条件を巡る点を中心に非常に解決困難な問題がある。際どい状況にあり、事態は深刻だ」と述べた。
EUのバルニエ首席交渉官は7日の早い段階に現状についてEU加盟各国に説明する。ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長による新たな協議を控え、交渉は終日続くと見込まれている。
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