ドイツの医薬品・化学複合企業 バイエルは除草剤「ラウンドアップ」の発がん性を巡り米国で提起された推定12万5000件の 訴訟のかなりの部分について、和解することに口頭で合意した。交渉に詳しい複数の関係者が明らかにした。
関係者によると、合意は多額の費用がかかる法廷闘争の終結に向けてバイエルがまとめた100億ドル（約１兆770億円）規模の計画の一部。５万ー８万5000件程度の訴訟が対象で、まだ署名されてはいない。一部の弁護士はなお抵抗を示しているものの、和解金はそれぞれ数千－数百万ドルの見通しだと、関係者が匿名で語った。
複数の関係者によると、バイエルは６月に今回の和解を発表する可能性が高い。和解については同社監査役会の承認が必要。和解合意の発表日に合わせて原告側弁護士が署名する見通しだという。
バイエルの米在勤広報担当クリス・ローダー氏は22日の発表文で、訴訟に伴う「調停で進展」があったと説明したが、協議の具体的な内容についてはコメントを控えた。
バイエルはこの訴訟を2018年の米 モンサント買収で引き継いだ。
原題：Bayer Said to Reach Deals on Big Share of 125,000 Roundup Suits（抜粋）
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May 25, 2020 at 11:09AM
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バイエルが和解合意、除草剤訴訟12.5万件のかなりの部分で－関係者 - ブルームバーグ
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