発信地：ロンドン/英国
【1月17日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル（Arsenal）が、7年在籍した元ドイツ代表MFメスト・エジル（Mesut Ozil）と契約解除で基本合意したと、16日に報じられた。
昨年3月からプレーしていない32歳のエジルは、週給35万ポンド（約4940万円）とも伝えられる契約を今季終了まで残していた。
今月の移籍市場での退団が既定路線だったエジルは、トルコ1部リーグの強豪フェネルバフチェ（Fenerbahce）にフリー移籍するものとみられている。米ウェブサイトのジ・アスレチック（The Athletic）によると、エジルは今週末にイスタンブール入りし、フェネルバフチェとの契約を完了させるという。
ミケル・アルテタ（Mikel Arteta）政権となって最初の10試合に先発出場したエジルは、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的な大流行）でサッカー界が中断した直前のウェストハム（West Ham）戦以来プレーから遠ざかっている。
アルテタ監督とテクニカルディレクターのエドゥ（Edu）氏は、競技上の理由でエジルを今季のプレミアリーグとヨーロッパリーグ（UEFA Europa League 2020-21）の登録メンバーから外したと主張しているが、構想外とした裏側には様々な理由があると言われている。
クラブ最高給のエジルは昨年4月、大多数の選手とスタッフが給与の12.5パーセントカットに合意したもののこれを拒否。また、2019年12月には、新疆ウイグル自治区（Xinjiang Uighur Autonomous Region）における中国政府のウイグル人弾圧を批判するコメントを出したが、クラブ側は距離を置いた。(c)AFP
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