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[ウィーン 13日 ロイター] - イランが研究用原子炉向け燃料開発の一環としてウラン金属の研究開発に着手したことが、イランや国際原子力機関(IAEA)の報告で明らかになった。
ウラン金属は核兵器の中核部分に使用される可能性があり、2015年イラン核合意への新たな違反となる。イランはここ2カ月間に核合意からの逸脱を加速させている。
IAEAの声明によると、イランはテヘランの研究用原子炉向けにより優れた種類の燃料を設計する目標の一環として、ウラン金属製造に関する研究開発を行う計画で、この計画を巡る最近の動向をIAEAのグロッシ事務局長が13日、加盟国に報告した。
2015年の核合意では、イランがウラン金属を製造または入手することを15年間禁止している。
ロイターが入手したIAEA加盟国への極秘報告書によると、イランはまず天然ウランからウラン金属を製造し、その上で、テヘランにある研究用原子炉向けに最大20%まで濃縮度を引き上げたウラン金属を製造する計画という。
IAEAの報告書によると、イランはIAEAに13日、イスファハンにある燃料板製造工場で「研究開発に向けた関連設備の改修および設置が既に始まった」と通知し、「(イランの)研究開発活動に制限はない」とした。
来週就任するバイデン次期米大統領は、イランが核合意を完全に履行すれば、米国を合意に復帰させる考えを示している。一方イランは、米国が先に制裁を解除すべきだとしている。
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