Thursday, September 16, 2021

鴻巣市・北本市・吉見町 ごみ施設建設合意 - 東京新聞

 鴻巣市と北本市、吉見町は十六日、新しいごみ処理施設の建設に向けて基本合意書を締結した。

 三市町は埼玉中部環境保全組合として、吉見町内の施設で共同でごみ処理をしており、この枠組みで新施設を建設する。予定地は鴻巣市郷地と安養寺にまたがる場所。事業費などは施設の規模などを検討中のため未定という。完成には着工前の準備も含めて一般的に十年程度かかるとされているが、稼働中の施設が老朽化しており、十年未満での完成を目指す。

 三市町は別の枠組みでごみ処理施設の建設を目指したが、白紙となった経緯がある。鴻巣市と北本市は行田市と組合を設立して協議したものの、概算事業費約六百億円が高額だとする声が上がるなど、協議の進展が見込めなくなり、組合は昨年三月に解散した。

 吉見町も東松山市など九市町村の組合で協議したが、付帯施設の負担割合などを巡ってまとまらず、昨年三月に組合は解散した。

 鴻巣市で開かれた締結式には、原口和久鴻巣市長=写真(中)=と三宮幸雄北本市長=同(左)、宮崎善雄吉見町長=同(右)=が出席。締結後の会見で、原口市長は三市町が組合でごみ処理をしてきた関係に触れ「四十数年かけての信頼関係がある。今後いろいろ議論はあると思うが、スムーズに運んでいく」と述べた。(寺本康弘)

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