[ルクセンブルク 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は18日、イランとの核協議再開の可能性を巡り、EUとイランの外交官が近く会合を開くことに期待を表明した。しかし具体的な日程なまだ決まっていないとし、21日にブリュッセルで会合が開催されるという報道を否定した。
イランとの協議を仲介するモラEU主席調整官は先週、イランにはウィーンで開かれる核プログラムに関する協議に復帰する準備はまだできておらず、まずEUとブリュッセルで向こう数週間以内に協議を行う意向を持っていると明らかにしていた。
イランのファルス通信は、同国の外相と会談した議員からの情報として、EUとの協議が21日に開かれる可能性があると報じていた。
ボレル氏は、イランとの協議を巡り一段と楽観的になっているとし、「まだ確認はできないが、状況は改善しており、数日中にブリュッセルで準備会合を行えると期待している」と述べた。
ただ、ウィーンで行われる協議以外で真剣な話し合いが行われる可能性を否定。「イラン側に早期に交渉の場に戻るよう呼び掛けた」と述べた。
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