
イラン核合意の立て直しに向け、アメリカとイランの協議を仲介しているEU=ヨーロッパ連合の高官がイランを訪れました。会談したイランの外務次官は「真剣な交渉に臨む用意がある」と述べ、反米・保守強硬派の新政権のもとで中断している協議が、早期に再開できるのかが焦点です。
アメリカとイランは、ことし4月以降、イラン核合意の立て直しに向けてEUが仲介する形で間接協議を行ってきましたが、8月に反米・保守強硬派のライシ新政権が発足してからは1度も開かれていません。
こうした中、早期の協議再開を働きかけているEUのモラ事務次長は14日、イランの首都テヘランを訪れ、バゲリ外務次官と会談しました。
イラン外務省によりますと、会談でバゲリ次官は「イランは常に、実質的な合意につながる真剣な交渉に臨む用意がある」と述べた一方で「アメリカが合意を守る意図があるのか疑問だ」と述べて警戒感も示しました。
これまでの協議では、イラン側はアメリカに対して全面的な制裁の解除を求めていてイランが核開発を加速させアメリカとの溝が深まるなか、協議が早期に再開できるのかが焦点です。
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