【11月22日 AFP】オーストラリアは22日、米英との新たな安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」に基づき、原子力潜水艦を海軍に配備するための合意文書に調印した。
ピーター・ダットン(Peter Dutton)豪国防相は、英米の代表者と共に合意文書に署名。これにより3か国は、海軍における核推進力に関する機密情報を交換できるようになる。
3か国は9月、中米の対立が深まる太平洋での戦略的緊張に対応するためとして、AUKUSの創設を発表。以来、原潜技術に関する合意への正式調印はこれが初めて。
ダットン氏は、今回の合意が、潜水艦調達に向けた1年半にわたる検討作業を完了させる一助になると述べた。米英のいずれの原潜に基づいた艦を調達するかなど、契約の詳細は未定。
AUKUSをめぐっては、地域の安定を損ねる「極めて無責任」な脅威になるとして、中国が強く反発。またフランスも、豪州と結んでいた潜水艦購入契約が破棄され、激しい怒りを示した。(c)AFP
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