「自分の投げる姿で誰かに勇気を与えられるようなピッチャーになりたいと思います」。西武ドラフト5位の八戸工大一(青森)黒田将矢投手(17)が6日、八戸市内のホテルで入団交渉。契約金2500万、年俸650万で入団に合意した(金額は推定)。

強みは野球を楽しむ姿だ。八戸工大一の新チーム発足後も後輩と練習。後輩らの課題克服に加え、直球の質向上を目指し、紅白戦で腕を振った。「後輩と実践練習をしていく中で直球の質が良くなってきたと感じています。そういう場を設けてくれた監督にすごく感謝していますし、個人ではなく八戸工大一の代表としてプロの舞台に立って活躍できるようにしていきたいです」と意気込んだ。この日も紅白戦でマウンドに立った。八戸工大一・長谷川菊雄監督(45)は「東北大会の結果(4強)は投げたがりの彼のおかげ。ケガをすることなく、息の長い投手になってほしい」と期待を寄せる

まずは体づくりに励む。「体づくりをしっかりしてプロ野球選手として戦えるように頑張っていきたい。基本的なことを大切に練習していきたいです」。プロで花開くため“むつの剛腕”は後輩と練習を重ねていく。【濱本神威】