Saturday, April 23, 2022

西都市に新規就農者向け 貸し出し専用の農業ハウスが完成|NHK 宮崎県のニュース - nhk.or.jp

西都市で、新たに農業を希望する人向けの貸し出し専用の農業ハウスが完成しました。
農業の担い手不足の解消につながるか、注目されています。

完成したハウスは8棟で、水田の敷地を地元の農協が買い取り、「ハウス団地」と銘打って2億円余りをかけて整備しました。

21日は完成の式典が開かれ、関係者30人余りが玉串をささげて安全と豊作を祈願しました。

西都市では農家の高齢化が課題ですが、新規で農業を始めるには多額の初期費用がかかり、そうした資金面が新たな担い手が生まれにくい理由の一つでした。

ハウスは20年を上限に借りることができ、その後は買い取ることができます。

初期費用を抑えられたことで、ことし7月からは県内外から移住してきた4組6人が、ピーマンの栽培に当たることになりました。

それぞれのハウスには温度や湿度などを自動で管理する最新の装置が整備されていて、初心者でも栽培がしやすく、さらにそれらのデータをクラウド上で保管して、農家同士の情報交換に役立てることもできます。

また、近くには農機具の保管に使える共同の倉庫も設けられています。

千葉県から移り住んだ織田征彦さんは「農業に人生をかけて取り組もうと思っていたので、生活が成り立つのかという不安がありましたが、ハウス団地のおかげで不安を解消できました。最新の装置を生かした新しい農業を実践して、西都市に恩返しをしていきたい」と話していました。

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