ことし５月、東京・銀座の高級腕時計店で起きた強盗事件で、事件に使われたレンタカーを用意したとして逮捕された３３歳の会社員は、借りる車のタイプや鍵の受け渡し方法などについて詳細な指示を受けていたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。
警視庁は指示役についても詳しく調べています。
ことし５月、東京・銀座の高級腕時計店で起きた強盗事件で、警視庁は事件に使われたレンタカーを用意したとして茨城県行方市の会社員、野口朋秀容疑者（３３）を強盗ほう助などの疑いで逮捕しました。
会社員はＳＮＳでいわゆる闇バイトの募集に応じて何者かに秘匿性の高い通信アプリで指示を受けていたとみられていますが、この際、借りる車は大型のワンボックスカーで、期間は事件当日の夜まで、それに、車は駐車場に止めて鍵をタイヤの上に置くことなどと具体的な指示を受けていたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。
車を借りる直前には指示に従って近くの駅のトイレの個室に置かれた２万円余りをレンタカー代や交通費として受け取ったものの、車の返却後に受け取る約束だった数十万円は支払われなかったということです。
警視庁の調べに対し「車が強盗に使われるとは思っていなかった」などと容疑を否認しているということです。
警視庁はレンタカーを手配させた指示役についても詳しく調べています。
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