Wednesday, November 3, 2021

CO2排出権取引、ルール策定巡る交渉前進 合意視野 - Wall Street Journal

 【グラスゴー】国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の交渉担当者は、国際的な炭素取引システムの基盤を確立するための合意に向けて前進している。協議に詳しい関係者が明らかにした。多くの企業にとって待望のグローバルな炭素市場の立ち上げへ向け、長らく行き詰まっていた合意が視野に入ってきた。

 ブラジル当局者はこれまで、一連の要求で合意を阻んでいたが、ここに来て大幅に譲歩する準備があると述べている。関係者の1人によると、中国当局者はこの問題を巡る米政府との公的な相違は解消されたとの考えだ。中国の気候問題担当特使の解振華氏は3日、今後2週間続くCOP26会合で、各国が炭素取引に関する合意に達することを期待していると述べた。

 ブラジルの気候・国際関係担当副長官であるマルセロ・ドンニーニ・フレイレ氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、グラスゴーでは「この件を前進させることを全員が期待している」とし、「ブラジルは非常に積極的かつ建設的な立場をとり、われわれがうまく前進できるようにするつもりだ」と述べた。...

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