日本銀行の金融緩和策の修正によって、大手銀行が提供する住宅ローンの固定金利が1月、大幅に引き上げられました。日銀は18日の金融政策決定会合で金融緩和の枠組みを維持しましたが、これから借りる場合はどんなことに気をつけるべきか、今借りている住宅ローンを見直した方がいいのかなど、不安に感じている人は少なくありません。ファイナンシャルプランナーの竹下昌成さんに、ポイントを聞きました。
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――金利上昇のニュースを知り、これから住宅ローンを利用する人の中にはどう選ぶべきか迷っている方も多いようです。
「まず金利についておさらいすると、『基準金利』と実際の『借入金利』があります。基準金利から、利用者それぞれの優遇幅を差し引いたものが借入金利になります。大半の人が利用する変動金利では、多くの銀行の基準金利は現在の2.475%程度で、20年ほど変わっていませんが、銀行間の競争が激しくなって優遇幅はどんどん広がっています。十数年前は1%ほどだったのが今は2%ほどとなり、もしこの優遇幅が適用されれば、今は0.475%ほどで借りられることになります。この優遇幅は借入期間中、変わりません」
「変動型と固定型のどちらがいいのかなど考える際、まず自分がいくらで借りられるのかを確認した方がいいでしょう。銀行は、勤務先など借りる人それぞれの属性に応じて優遇幅を決めるので、事前審査などを通じて優遇幅を確認します。そして借入金利で試算してみて、どんなプランがいいか検討すると良いと思います」
――試算するとどんなことが分かるのでしょう。
「住宅金融支援機構のウェブ…
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